沖縄と長野、定期便実現へ協定締結 「海と山」対照的なリゾートに強み OCVBと観光機構


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
連携協定を締結したOCVBの下地芳郎会長(左)と長野県観光機構の野原莞爾理事長=2日、長野県庁(提供)

 沖縄県のDMO(観光地域づくり法人)である沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)と、長野県のDMOの長野県観光機構(野原莞爾理事長)が2日、連携協定を締結した。

 「海洋文化リゾート」と「山岳高原リゾート」という対照的な魅力のある両県の強みを生かし、定期便就航の実現に向け、観光誘客促進に協力する。OCVBが国内のDMOと連携協定を結ぶのは初めて。

 3月15日に沖縄県と長野県が締結した交流連携協定の中の「将来の定期便の就航を目指した相互連携による観光誘客の促進」を実現するための協定締結。2020年から継続しているチャーター便の運航頻度を高め、航空会社に定期便を働き掛けることも視野に入れる。

 そのほか、地域間交流を通じた新たな魅力づくりなどにも取り組む。

 野原理事長は「海洋文化の沖縄と高原山岳の長野と、対極にある両県の魅力を効果的に情報発信したい」と話した。

 下地会長は「修学旅行の相互交流などでチャーター便を増便し実績をつくり、定期便就航につなげたい」と抱負を語った。
 (與那覇智早)