防災、子育て、窓口業務…八重瀬町がLINE発信充実へ実証事業 T&C社と協定


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「八重瀬町情報発信プラットフォーム構築実証事業」に関する協定を締結した(左から)新垣安弘町長とT&Cテクノロジーズの與那嶺一貴社長=5月24日、八重瀬町役場

 【八重瀬】八重瀬町(新垣安弘町長)では無料通信アプリLINE(ライン)を使った地方自治体用の無料プランを活用し、2020年から町からのお知らせを町民や町内事業者へ提供している。これをさらに機能を充実させるため、町とT&Cテクノロジーズ社(與那嶺一貴社長)は5月24日、「八重瀬町情報発信プラットフォーム構築実証事業」に関する協定を締結した。

 行政サービスの向上と、住民の利便性を図ることが目的。

 実証期間は2023年11月末までの半年間を予定している。実証事業で検討する主なサービスは(1)防災メニューの開発(2)住民が受信したい項目を設定できる機能(3)子育てサポート機能(4)窓口予約機能(5)行政手続きの申請、問い合わせへの自動応答、アンケート機能などを構築する予定。

 新垣町長は「自宅にいながら諸手続きができるように、住民サービスの利便性を高めていきたい」と述べた。
 (喜屋武幸弘通信員)