「生活苦しくなり、戦争するための予算。とんでもない」防衛費の財源法など廃案求め那覇で集会


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入管難民法改正案と防衛費増額の財源確保特別措置法案の廃案を求め、デモ行進する沖縄平和運動センターの関係者ら=7日、那覇市の国際通り

 開会中の通常国会で審議中の入管難民法改正案と防衛費増額の財源確保特別措置法案について、沖縄平和運動センターは7日夕、那覇市の県民広場で廃案を求める集会を開いた。労働組合の関係者らが参加した。両法案の問題点を指摘し、廃案に向けて連帯した。

 集会では、沖縄平和運動センターの上里善清共同代表があいさつ。防衛費増額に向けた政府対応に「消費税の増税を懸念している。私たちの生活はますます苦しくなり、戦争するための予算を作るなんてとんでもない」と批判した。

 比嘉京子共同代表は入管難民法改正案について「人権や命を守ろうとする姿勢が感じられない、国家のあり様は許されない」と強調した。

 集会終了後には、国際通りをデモ行進し、「軍備より対話」「入管制度は外国人差別だ」などと訴えた。
 (小波津智也)