琉球新報社 
【沖縄】琉球ゴールデンキングスの選手を一目見ようと、約2万2千人のファンが沖縄市のコザゲート通りなどに押し寄せた。優勝パレードがあった商店街は、キングスの選手らが歩くコースの沿道が人だかりとなった。通行止めとなったゲート通りは特設ステージが設置された。ステージから何十メートルにもわたってファンで埋め尽くされ、コザの街は大勢の人で活気があふれた。
コザ中バスケ部の仲間と訪れた伊波賢汰さん（12）＝沖縄市＝は「選手に会えてめっちゃ楽しかった。かっこよかった」と喜んだ。キングスファン歴4年の仲本夏帆さん（14）＝南城市＝はパレードで選手3人とハイタッチした。「来年もさらに突っ走って応援したい」とうれしそうに話した。
一番街商店街のコーヒー店「AMBER HOLIC（アンバーホリック）」は、キングスにちなんだ「キングスラテ」を販売した。野村雄太代表はいつも以上の客が訪れたと言い、「多くの人にコーヒーを喜んでもらった。（今後の）商店街のイベントも告知できてよかった」と話した。
キングス商店街実行委員会の親川雅矢実行委員長は「キングスと街を一体となって楽しんでほしい」と話した。
優勝パレードと報告会を主催したキングス商店街実行委員会は、商店街で使えるクーポン券を来場者に配布。飲食を楽しむ来場者も多く、“キングス効果”で地域も盛り上がった。
（古川峻）
