八重泉酒造の泡盛「島うらら」 フランスのコンクールで審査員賞


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審査員賞を獲得した八重泉酒造の「島うらら」(八重泉酒造提供)

 フランスで毎年開催されている酒のコンクール「Kura Master(クラマスター)2023」(同運営委員会、本部・パリ)の受賞作がこのほど発表され、泡盛部門で県内4酒造所5銘柄が受賞した。

 各部門のトップ賞に当たる審査員賞には八重泉酒造の「島うらら」が選ばれた。同商品は松藤の「赤の松藤」とともにプラチナ賞も受賞した。

 金賞には松藤の「粗濾過 松藤」と「限定古酒3年43度」、請福酒造の「請福ビンテージ43度」、多良川の「二十年古酒 時の黙示録」が選ばれた。

 クラマスターは2017年から日本酒コンクールとして開催され、21年から本格焼酎・泡盛コンクールを新設した。高度な技術を持つ職人に授与されるフランス国家最優秀職人章(MOF)取得者らが審査員となり、ブラインドによるテイスティング審査を行う。

 運営委員会によると、フランスでは近年、日本産ウイスキーや和製のリキュール、ジンなどの需要が高まっているという。8月28日にフランスにある日本大使公邸で授賞式が行われ、現地の輸入業者などを対象にした試飲交流会も同時開催する。
 (普天間伊織)