沖縄県の副知事、台湾・基隆の副市長と面談 「ウミンチュの像」修繕へ協力要望


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
台湾・基隆市の和平島に設置される「琉球漁民慰霊碑(琉球ウミンチュの像)」の修繕への協力を邱佩琳副市長に依頼する照屋義実副知事=14日、県庁

  沖縄県の照屋義実副知事は14日、県庁で台湾・基隆市の邱佩琳(チョ・ペイ・リン)副市長と面談した。照屋副知事は同市の和平島に建立されている「琉球漁民慰霊碑(琉球ウミンチュの像)」が劣化し破損しているため、現在修繕に向けた動きが沖縄側で始まっていると説明した。その上で「基隆市でも修繕に好意的配慮をお願いしたい」と要望した。邱副市長は取材に「沖縄と基隆は長いつながりを持っている。ぜひ応援したい」と話した。

 邱副市長は新型コロナウイルス禍を経て、5年ぶりに宮古島市と基隆市の周辺海域で開催されている第19回台琉友好親善国際ヨットレースの観戦のため沖縄を訪れた。邱氏は県庁訪問後、姉妹都市提携を結ぶ宮古島市に向かった。「基隆市と沖縄の交流はますます活発になっていく。皆さんもぜひ基隆に来てほしい」と話した。

(梅田正覚)