ネパール人留学生がつくった献血者団体、設立2周年 パレット前で呼び掛け 沖縄・那覇


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 6月14日の「世界献血者デー」を前に、県内在住のネパール人留学生サハ・ラフル・クマルさんが立ち上げた「ネパール献血者協会(NBDAJ)」は13日、団体設立2周年を記念して、那覇市のパレットくもじ前で献血への協力を呼びかけた。この日はNBDAJや赤十字社のメンバーらがポスターを手に、道行く人に協力を呼びかけた。

献血への協力を呼び掛けるNBDAJのボランティアら=13日、那覇市久茂地のパレットくもじ前

 クマルさんは県外からの問い合わせも増えていると紹介。「大変なこともあるが活動が広がりうれしい。47都道府県の各市町村で活動が起きるのが目標」と話した。沖縄尚学高1年の岡村咲弥さん、糸村和香さん、赤嶺美楽さんもボランティアで参加し、「まずは自分たちも献血してみたい」などと語った。

 日本語学校を経て就職活動中のフイケル・サビタさんは「以前から献血に協力している。多くの人が献血に協力するよう、少しでも手伝えたらうれしい」と笑顔で話した。(座波幸代)