「ご理解いただけるのでは」嘉手納町長、米軍の防錆施設で住民説明会「予定せず」


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當山 宏町長

 【嘉手納】米軍が嘉手納基地内の元駐機場「パパループ」に防錆(ぼうせい)整備格納庫を建設する計画を巡り、計画の見直しを求めないと表明した嘉手納町の當山宏町長は15日までに、住民説明会を開催しない考えを示した。町の広報誌やマスコミ報道で協議内容が掲載されているとして「(住民には)それでご理解いただけるのではないか」としている。

 14、15日の町議会6月定例会一般質問で、住民説明会開催について質問した福地義広氏と當山均氏に答えた。當山均氏は「施設ができる場所の近隣住民を対象に、生の声を聞く場を検討してほしい」と求めた。

 また計画見直しを求めないと決めたことを、町民の代表者などでつくる「嘉手納町基地対策協議会」の会長などに事前に報告しなかった。町長は「前日までこの結論の検討を深めた。申し訳なかった。大いに反省している」と謝罪した。當山均氏への答弁。
 (石井恵理菜)