
サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは18日、三重県のLA・PITA東員スタジアムでヴィアティン三重と対戦し、0―1で敗れた。通算成績は2勝7敗2分けで勝ち点8のまま。順位は最下位の15位。
前半は互いに主導権を握る時間帯があり、ゴール前で得点チャンスもあったが0―0で折り返した。後半は攻め込まれる場面が続いた。32分、ゴール前でDFのクリアミスやボールへの反応が遅れたこともあり、押し込まれて先制された。その後も猛攻を受け、同点に追い付くことはできなかった。
次戦は25日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦する。
後半、猛攻防げず失点
沖縄SVは後半、三重の猛攻を食い止めることができず0―1で敗れた。三重を率いるのは同県出身で、J2でFC琉球を躍進させた樋口靖洋監督。
前半は前線からの連動したプレスが有効で、ゴールに迫る場面が幾度もあった。しかし、あと一歩のところで決め手を欠いた。FWの一木立一は「自分たちが(主導権を握れている)時間帯で得点につなげきれないことはチームの課題」と自戒を込める。
後半は序盤こそ、右クロスを冨久田和真が頭で触るなどゴールに迫ったが、20分以降は猛攻を受け、自陣でのプレーを余儀なくされた。プレスを掛け続けたが、巧みなボール回しで体力を消耗させられ、主導権を完全に握られた。揺さぶりを掛けられる形でマークのタイミングも遅れがちになった34分、ゴールをこじ開けられた。DFのクリアミスやボールへの反応が遅れたことで中央からフリーの選手に押し込まれた。
後半にかけて、機動力を維持し続けることが課題として浮かび上がった。交代選手の投入でリズムを変えつつ、流れを引き寄せる采配も必要になる。
(大城三太)
◇サッカー JFL第12節最終日(18日・武蔵野陸上競技場ほか)
ヴィアティン三重(17)
1―0(0―0,1―0)
沖縄SV(8)