下地氏の除名撤回は「検討」「決まっていない」 日本維新の会・幹事長


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下地幹郎氏

 日本維新の会の藤田文武幹事長は20日、国会内で会見し、下地幹郎前衆院議員の除名処分の撤回について、「検討しましょうかということでいろいろご意見を頂いている」と述べた。党の対応については「決まっていることは全くない」と述べるにとどめた。

 報道陣から2020年1月、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業の汚職事件を巡る100万円受領問題で、下地氏が維新から除名処分を受けた件について問われて答えた。

 藤田氏は、下地氏から馬場伸幸代表に「除名をなしにするのはもう無理だが、今後の除名の効力というものについて検討していただきたい」と打診があったと明かした。

 その上で「検討しましょうかということでいろいろご意見を頂いているというステージで、それ以上でも以下でもない」と強調。ただ「少人数で話をお受けしている段階」とし「決まっていることは全くない」とした。

(安里洋輔)