沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は22日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で2023年度第3回臨時理事会を開き、下地芳郎会長(65)を再任する人事案を全会一致で承認した。18年5月以来空席だった常務理事には、OCVB事務局長の目島憲弘氏(52)が就任する。
会長が3期目となるのは初めて。観光業界の人材不足やオーバーツーリズムなど多くの課題が残る中、コロナ禍の影響があったことなどから、行政や観光業界からの要望を受けて続投となった。
目島氏は事務局長と常務理事を兼任する。OCVBの生え抜きの職員の採用は10年ぶり2人目。プロパー職員の登用で、役員体制の強化や職員の業務遂行能力や地位向上などを図る。
そのほか、県文化観光スポーツ部の川上睦子参事監兼観光政策統括監、全日本空輸の河野辺朋広沖縄支店長、EGL OKINAWAの小島博子社長を新たに承認した。任期は2年。専務理事の真鳥洋企氏は再任。
下地会長は就任のあいさつで「改めて気を引き締めて、新たな事業も検討しながら、OCVBの安定化に向けて励みたい」と抱負を語った。
(與那覇智早)