おきぎん経済研究所は22日、4月に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」の経済波及効果が、12億1672万円になると発表した。雇用誘発効果は124人だった。
映画祭での参加者は約3万5千人で、県外からの観光客の来場者数を約7700人と推計した。過去に県がまとめた調査の消費単価から宿泊費や交通費、土産・買い物費などを算出したところ、県外観光客による消費支出は7億497万円だった。開催・運営に要した事業費支出は1億4794万円で、これらの直接支出額の総計を8億5291万円と試算した。
さらに、生産誘発などによる間接効果を加味すると、映画祭の経済波及効果は計12億1672万円となった。直接支出に対して約1.43倍の波及効果をもたらした。
(當山幸都)