コンサルティングなどを行うノイズ・バリュー社(那覇市、我喜屋俊二代表)は21日、県内小規模事業者を集めた商談会を沖縄市のトリップショットホテルズ・コザで開催した。昨年に続き2回目。菓子や総菜、飲食店向け原料やペットフードまで県産食材を使用した商品が並んだ。離島を含む県内10社が参加した。量販店やリゾートホテルなど県内外から訪れた約30社のバイヤーがブースを回り、商品を手に取り試食をするなど熱心な商談が展開された。
同社は県内の小規模事業者を対象に、マーケティングやブランディングを支援している。商品開発からプロモーションまで支援し、完成品を商談会でPRして販路拡大を図る。青木元専務は「沖縄には魅力的な商品や事業所がたくさんあり、需要も高い。作り手とバイヤーをマッチングする機会を今後もつくっていきたい」と意欲を見せた。
宮古島で島バナナを使ったキャンディーや県産ラードのちんすこうを開発、販売しているブリッジ社の田村愛子社長は「従業員6人の小さな会社で、島外、県外へ販路開拓したくてもなかなか手が回らない。貴重なチャンスをぜひ生かしたい」と述べた。
(普天間伊織)