豊作と豊漁願いスツウプナカ 多良間村 台風の影響で規模縮小


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神歌を歌い、角盃に入った神酒を飲む関係者ら=4日、多良間村内の祭場

 【多良間】多良間村の伝統行事・スツウプナカが4日、村内4つの祭場で行われた。村民は竜宮の神へ五穀豊穣(ほうじょう)と集落の繁栄を感謝し、向こう1年間の豊作と豊漁を願った。

 昨年までの3年間は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため規模を縮小して行い、今年は通常の開催を目指して準備していた。しかし、台風2号の影響で、規模を縮小して行われた。

 3日深夜から4日早朝にかけて拝所4カ所に長老らが集まり、神事「暁の願(ニガ)い」を執り行い、神歌(ニィリ)を歌い神酒(ミス)を酌み交わした。クバン座が準備したシュリ魚や酒、塩を神にささげ、祈った。
 (清村めぐみ通信員)