真夏日の沖縄、陽光も大地も黄金色 金武町で一期米の収穫始まる


この記事を書いた人 琉球新報社
黄金色に育った稲穂を炎天下で丁寧に刈り取る與那嶺正祐さん=26日、金武町伊芸(ジャン松元撮影)

 沖縄地方は26日、高気圧に覆われて広く晴れ渡り、気温も上昇した。竹富町西表島で32.7度(今年最高)を観測したほか、名護市や那覇市など各地で30度超えの真夏日となった。

 沖縄本島有数の〝米どころ〟で、稲の二期作が行われている金武町伊芸区では、一期米の収穫が始まった。梅雨明けを待ちかねたように農家が田んぼに繰り出し、黄金色の稲穂を刈り取っている。

 同区の與那嶺正祐さん(83)は、炎天下で鎌を持ち、手作業で収穫していた。「台風の被害も少なく、よく育っている」と手応えを語っていた。
 (ジャン松元、写真も)