抗議市民への差別発言に政府「極めて遺憾」 事実関係を調査後「適切に対処」 答弁書を閣議決定


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国会議事堂

 【東京】政府は23日、沖縄防衛局の非常勤職員が名護市辺野古の新基地建設に抗議する市民に「気違い」と発言したことについて「極めて遺憾」とする答弁書を閣議決定した。処分などについては詳しい事実関係を調査した後「適切に対処する」としている。

 新垣邦男衆院議員(社民)の質問主意書に答えた。新垣氏は「障がいのある人々の人権と尊厳を傷つけ、非暴力の抗議行動を続ける市民を冒涜(ぼうとく)する差別発言で、断じて許されない」と指摘した。

 政府は、質問主意書で「非暴力の抗議行動を展開する市民を敵視するような空気が組織内にまん延しているのではないか」と問われたが「事実はない」と否定した。
 (明真南斗)