県文化観光スポーツ部は26日、5月の入域観光客数が前年同月比62.6%(24万8500人)増の64万5300人だったと発表した。新型コロナウイルスの5類移行やゴールデンウィーク(GW)、全国旅行支援などの需要喚起により、対前年同月比で18カ月連続の増加となった。
国内客は同45%(17万8500人)増の57万5300人だった。5月は月末に台風が襲来し航空便の欠航やクルーズ船寄港キャンセルの影響があったものの、GWなどで好調に推移した。特に東京、福岡、名古屋方面は、コロナ禍前の2019年同月を上回った。
前年同月はゼロだった外国客は、7万人となり、入域観光客全体の構成の10.8%を占めた。海路の乗務員など5300人を含んでいる。
6月の国内客は、引き続き全国旅行支援による需要喚起に期待できるほか、旧暦5月4日(6月21日)付近に県内各地で開催されるハーリー大会などのイベントや、多くのクルーズ船の寄港などから堅調とみられる。
(與那覇智早)