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琉大が「LGBTQ+窓口」開設 県内大学で初 オンラインも対応 多様な性の悩み相談を 沖縄


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性の多様性に関する相談に対応する、LGBTQ+相談窓口の専門相談員=28日、西原町の琉球大学

 琉球大学は28日、多様な性の悩みや困りごとの相談を受ける「LGBTQ+相談窓口」を開設した。専門窓口の設置は、県内の大学で初めて。誰もが安心して学び、働くことができる学内環境を整える。

 同大学は性自認を侮辱するなどの行為「SOGIハラスメント」の相談を受けてきたが、幅広い悩みを受け止めようと設置した。

 対象は、学生や教職員など大学に関わるすべての人。性的指向や性自認、性表現など、性の多様性に関する悩みに応じる。性的マイノリティー当事者のほか、友人や知人からの第三者、学部や大学院の部局からの相談も受け付ける。法律や心理が専門の相談経験のある専門相談員が、希望に沿って対面かオンラインで応じる。

 同大学ホームページ内の申し込みフォームか専用電話、098(895)8599で受け付ける予定。西田睦学長は「性のあり方は多様。大学として、目を向け、認め合うことを意識しないといけない」と多様性の尊重について述べた。

(高橋夏帆)