沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は28日、6~8月の入域観光客数の見通しを発表した。実績値の4、5月分も含め、4~8月は前年同期比42・8%増の357万5200人と予測した。国内は全国旅行支援や「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)」の県内開催などで好調な推移が見込まれるとした。
海外客は7月から上海線の再開やクルーズ船の入港の増加はあるものの、全体の運航便数はコロナ拡大前2019年の約4割、クルーズ入域は同3割弱の水準となる見込みだ。
6月の国内空路客は、19年と同水準の57万人を見込む。海路は横浜や神戸から4回の入港で、7千人となる見通し。海外客は、空路の6万5千人と海路の8千人を合わせ7万3千人を見込む。
7月は旅行支援や夏休み需要などで国内空路客は同0・6%減の65万人、クルーズは6千人の見通し。海外客は中国東方航空の上海路線の運航再開で空路が7万人、クルーズが計9回の寄港から3万4千人を見込む。
8月の国内空路客は夏休みやW杯効果などで19年と同水準の75万人を見込む。クルーズは1千人の見通し。海外客はバティックエアーマレーシアが8月16日から台湾経由クアラルンプール線を就航することなどから、空路は7万人、クルーズは2万9千人とした。
(與那覇智早)