沖縄の観光や物産のPRに従事する「沖縄観光親善大使ミス沖縄」の選出事業の休止を発表していた沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)が28日、新たな観光親善大使の在り方を検討する「沖縄観光親善大使制度(仮称)あり方検討委員会」を設置した。同日、第1回検討委が沖縄産業支援センターで開かれ、オンライン上のバーチャルのキャラクターと現実の大使を組み合わせる意見や、容姿ではなく大使就任希望者のやりたいことを重視した観光PRを検討すべきだとした意見などが上がった。
委員会は男性4人、女性5人の計9人で組織する。幅広い意見を取り入れるため観光関係者のほか学生やバーチャルユーチューバー(VTuber)関係者らも委員に加えた。委員長には上地恵龍沖縄キリスト教学院大学副学長が就任した。
ミス沖縄は、ジェンダー平等の観点から、第40代を最後に活動を休止している。OCVBは新しい観光親善大使の在り方について、県内外全ての人を対象としたパブリックコメントアンケートを実施し、結果を参考にして委員会で検討する。
(與那覇智早)