6月29日の石垣市議会一般質問で、中山義隆市長が休憩を求め、野党の花谷史郎氏が着用していた濃い緑色のかりゆしウエアのデザインに苦言を呈した件を巡り、中山市長は3日の市議会最終本会議で、一般質問を遮り発言したことについて謝罪した。
この日、花谷氏は発言の謝罪・訂正を要求。市長は「一般質問が全部終わった後に申し入れるべきだった。大変失礼致しました」と頭を下げ謝罪した。
【1報のニュース】石垣市長、かりゆしデザインに「議場にふさわしいのか」唐突な発言に議会は一時紛糾
中山市長は6月29日の一般質問で、花谷氏に「議場にふさわしいデザインなのか」と発言。同30日の議会運営委員会で、議会は市から独立しているにもかかわらず、市長が質問を止めてまで発言したことを問題視する声が上がった。
花谷氏は6月29日と同じかりゆしウエアを着用し、3日の本会議に出席した。開会後に休憩を求め、市長の発言は「議会軽視」として、発言の謝罪・訂正を求めた。
中山市長は「石垣にはミンサーウエアもあり落ち着いたデザインの方がいいかなと思いその発言をした。ただ、(花谷氏に)説明を求める際の休憩については一般質問の中ではなく、できれば一般質問が全部終わった後に申し入れるべきだった。その点については謝罪する」と述べた。
(照屋大哲)