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玉城デニー知事が北京の琉球墓を訪問 「絆を結び、平和な時代を」特有の形式で先祖供養


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「琉球国墓地」跡地で手を合わせる玉城デニー知事(手前)=4日、北京市郊外

 【北京共同】中国を訪問している玉城デニー知事は4日、清朝時代に病気や事故で亡くなった琉球人を埋葬した北京市郊外の「琉球国墓地」跡地を訪れた。沖縄特有の形式で先祖への供養を終えた後、「つないでもらった中国と沖縄の絆をしっかり結んでいき、平和で豊かな時代をつくっていく」と記者団に述べた。

 墓参りではウチカビを墓碑の前に供えて数分間手を合わせた。

 中国外務省関係者らに沖縄の風習を説明したり、共産党機関紙、人民日報系の環球時報記者との記念撮影に応じたりしていた。

 玉城氏は日本国際貿易促進協会の代表団の一員として、3日から訪中している。代表団は4日、中国商務省で同省当局者と意見交換した。