電動キックボード、免許は不要になったけど交通ルール守って 沖縄県警がメディア向け説明会


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
電動キックボードを運転する警察官=6月27日、豊見城市の運転免許センター

 最高速度が時速20キロ以下の電動キックボードが1日から運転免許不要で車道を運転できるようになった。新制度が始まるのを前に、県警は6月27日、豊見城市の運転免許センターで新たな交通ルールのメディア向け説明会を開いた。県警は原付きバイクなどと同様の交通ルールが適用されるとして、ルールを理解、順守した上で運転するよう呼びかけた。
 1日から最高時速20キロ未満の電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」となり、16歳以上であれば免許不要で車道を走行できる。最高時速6キロ未満は「特例特定小型原動機付自転車」として、一部の歩道も走行可能となる。
 免許不要のため需要の拡大が見込まれる一方で、交通ルールの理解不足による事故の増加も懸念されている。
 27日の説明会で県交通企画課は、歩行者優先や信号・交通標識に従う義務、交差点での「二段階右折」、飲酒運転禁止などの交通ルールが適用されると説明した。