「沖縄音楽の父」と呼ばれる作曲家・宮良長包を知っていますか。明治から昭和初期にかけて教師、作曲で活躍した長包は「安里屋ユンタ」「えんどうの花」など、沖縄の民謡の魅力を後世に残す歌や、郷土を愛する沖縄の人の心に根付いた音楽を多く残しました。石垣島で生まれ育ち、地域の歌を愛した長包は、古くから伝わる多くの歌を楽譜に残して継承に貢献し、新しい音楽も作り出していきました。今年、生誕140年になる長包の功績をたたえる動きも盛んになっています。好奇心旺盛なシリシリーさんが長包メロディーを解説します。
(2023年06月25日付 りゅうPON!掲載)