猛毒のハブクラゲ 沖縄県が注意報 海水浴で気をつけて 過去には死者も


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ハブクラゲ(県衛生環境研究所提供)

 海水浴やマリンレジャーで海に入る人が増える7、8月、猛毒を持つハブクラゲに刺される被害が多く発生するとして、沖縄県は注意報を発表して注意を呼び掛けている。

 県によると2022年の海洋危険生物刺咬症被害は105件あり、そのうち44件がハブクラゲによるものだった。被害は10代が多く、観光客など県外在住者もいる。

 ハブクラゲは県内ほぼ全域の海におり、刺されると激しく痛みショックを起こすこともある。過去には死者も出ている。

 被害を防ぐために(1)肌の露出を避ける(2)侵入防止ネットの内側で泳ぐ(3)応急処置用に酢を持って行く-などを呼び掛けている。

 刺された場合には、こすらずに酢をかけて触手を取り除いて冷やし、医療機関を受診するよう勧めている。
 (慶田城七瀬)