10日の沖縄地方は太平洋高気圧に覆われおおむね晴れ、気象庁が観測する県内全25地点のうち、24地点で気温30度以上の真夏日となった。11地点で今年最高を観測し、那覇市樋川(沖縄気象台)では34.1度、唯一30度を下回った渡嘉敷村でも29.9度を記録した。高温は11日も続くとみられ、沖縄気象台は熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。
沖縄地方の高温に伴い熱中症の危険性が極めて高い状況にあるとして、環境省と気象庁は10日、沖縄本島地方、大東島地方、八重山地方で熱中症警戒アラートを発表した。本島地方と八重山地方は11日も継続する。
気象台は「アラートの対象地域以外でも高い気温が予想される。外出を控え、室内を涼しい環境にするなど、熱中症を予防する行動をとってほしい」と話した。(小波津智也)