舌を刺激する辛さと後ひくうまみ カルビーが島とうがらし味のポテチ発売 量販店で数量限定


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島とうがらしポテトチップスをPRするカルビー西日本事業本部の松浦哲二本部長(左)と県農林水産部の前門尚美部長=10日、県庁

 カルビー(東京都、江原信社長)は10日、県産島とうがらしを使った「ポテトチップス 九州沖縄味自慢 島とうがらし味」(65グラム、オープン価格税込み180円前後)を、九州・沖縄地方で発売した。数量限定でコンビニエンスストアでの取り扱いはなく、量販店で販売する。

 県内在住の従業員からの要望で、約5カ月の開発期間を経て商品化した。かむほどにじんわり舌を刺激する辛さと後を引くうまみが特長。食べ応えのある厚切りに仕上げた。

 同日、県農林水産部の前門尚美部長を訪ねた同社西日本事業本部の松浦哲二本部長は「地域を盛り上げようと取り組んでいる。商品を通じて沖縄の皆さんを元気にしたい」と話した。

 昨年6月に始まった同社のプロジェクト「堀りだそう、九州の力」の一環。これまで3品を発売し、今作が4品目。県産品奨励月間に合わせ販売を開始。同社は「沖縄産島とうがらしを100%使用し、暑い季節にぴったり。パッケージは沖縄らしさを演出した。県外へ沖縄のPRにもつなげたい」と販売促進を期待した。

 前門部長は「沖縄の知名度向上、沖縄の良さをもっと知ってもらえると期待したい」と県産素材を生かした商品開発を喜んだ。
 (謝花史哲)