中国の機関紙、動画で「琉球」連載はじめる 「中国で琉球を探す」と題した企画


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「琉球国墓地」跡地で手を合わせる沖縄県の玉城デニー知事(左手前)=7月4日、北京市郊外(共同)

 【北京共同】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は15日までに、中国にある琉球と関わりの深い場所を記者が訪れ、有識者の解説を聞く動画による連載企画を短文投稿サイト、微博(ウェイボ)で始めた。

 沖縄県の玉城デニー知事が今月訪中したのをきっかけに一部中国メディアによる琉球関連報道が増えている。沖縄の日本への帰属を問題化する狙いとの見方もある。

 企画は「中国で琉球を探す」と題し、初回は清朝時代に病気や事故で亡くなった琉球人を埋葬した北京市郊外の「琉球国墓地」跡地を紹介。有識者は1879年に日本が琉球を併合して沖縄県とした際に琉球は清朝に助けを求めたと説明した。