漁港の航路拡張や恒久的な船賃負担軽減策を要請 石垣市議、竹富町議団が国交相に


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斉藤鉄夫国交相(右から8人目)に竹富町民の船賃負担軽減事業への支援を求める意見書を手渡す大久研一竹富町議会議長(同9人目)と帯同した金城泰邦衆院議員(同7人目)、西銘恒三郎衆院議員(同10人目)=19日、国交省

 【東京】石垣市議団(団長・我喜屋隆次石垣市議会議長)と竹富町議団(団長・大久研一竹富町議会議長)は19日、国土交通省を訪ね、斉藤鉄夫国交相に石垣市の登野城漁港のサクラ口航路の浚渫(しゅんせつ)、幅員拡張などを求めた。公明党の山口那津男代表とも面会し、要望を伝えた。

 石垣市議団は、サクラ口航路が堆積した砂利やサンゴの影響で水路の幅が狭くなっていることを踏まえ、浚渫などによる対策を求めた。

 竹富町議団は、商業施設や官公庁が集中する石垣市内への交通手段が海上交通に限られている現状を踏まえ、船賃負担軽減事業の恒久的な制度構築の実現を求めた。石垣市議団は水産庁でも要請活動を実施。特別支援学校・学級への教員配置も文科省に求めた。

 要請後に取材に応じた大久議長は、石垣島から波照間島への空路運休が続いている点も踏まえ、「島の活性化のためにも船賃の補助は不可欠。航空路線の再開もお願いしたい」と訴えた。
 (安里洋輔)