沖縄SV、接戦落とす クリアソンに0―1 JFL 攻守とも立て直しが必要


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クリアソン新宿―沖縄SV 前半、ドリブルで攻め込む山田雄太(左)=23日、東京都の味の素フィールド西が丘(沖縄SV提供)

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは23日、東京都の味の素フィールド西が丘でクリアソン新宿と対戦し0―1で敗れた。通算成績は2勝11敗3分けで勝ち点は9のまま、順位は最下位の15位。

 前半はサイドから新宿の守備を崩しチャンスをつくったがゴールを決めきれず、0―0で折り返した。後半は攻め込まれる場面が多く、38分に失点を喫した。

 次戦は30日午後3時から、沖縄市コザ運動公園陸上競技場でブリオベッカ浦安と対戦する。

 1点が遠い。沖縄SVはクリアソン新宿のゴールに迫ったが、最後の決め手を欠き3試合連続の完封負けを喫した。

 前半はSVが主導権をつかんだ。山田雄太や飯島翼を中心にサイドから攻撃を組み立て、新宿ゴールを脅かす。28分には左サイドからのクロスに山田が頭で合わせたが、新宿のキーパー浅沼優瑠に右手一本で防がれた。クロスやラストパスの精度を欠き、6本のシュートを放ったもののゴールをこじ開けられない。

 後半の立ち上がりもチャンスをつくったが得点につなげられず、運動量が落ちたところを新宿にペースを奪われた。後方から前線へのロングパスを多用する新宿の攻撃に耐えていたが、後半38分、中盤でボールを奪われると空いたスペースをドリブルで上がられ、スルーパスを押し込まれてしまった。

 16試合を終え、チームの得点はリーグ最少の6点、失点は最多の25点。攻守ともに根本的な立て直しが求められている。
 (沖田有吾)


(23日・東京都・味の素フィールド西が丘)

クリアソン新宿(26)
 1―0(0―0,1―0)
沖縄SV(9)