岸田首相、バスケW杯に合わせ沖縄訪問へ 県酒造組合との面談時に表明 大会は1カ月後に開幕 


この記事を書いた人 琉球新報社
沖縄全戦没者追悼式典に出席するため来県した際の岸田文雄首相=6月23日、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂

 【東京】岸田文雄首相は24日、8月25日に開幕するFIBAバスケットボールワールドカップ2023(W杯)に合わせて沖縄を訪問すると表明した。24日午後に首相官邸で県酒造組合の佐久本学会長と面会した場面で「ぜひ行かせていただきたいと思っている」と述べた。

 岸田首相と同組合の佐久本会長が面会したのは、首相の議員在職30年に合わせた泡盛贈呈のためだった。首相は報道陣に公開された贈呈式で「(沖縄市で)バスケットのW杯もある」と自ら話題を切り出し、大会に出席する意向を明かした。首相は、W杯で沖縄に世界中から観客が来訪するとし「泡盛を含め、沖縄の素晴らしい文化を世界にアピールしていただければと思っている」と、沖縄の文化を世界へアピールする機会にしてほしいと話した。

 W杯は、沖縄市の沖縄アリーナで、8月25日から9月3日まで日本など8カ国による1次、2次リーグの計20試合が行われる。