【本部】本部町観光協会(當山清博会長)はバスで訪れた観光客の新たな周遊手段として電動アシスト自転車の貸し出し事業を24日に開始した。町大浜の「もとぶかりゆし市場前広場」に10台を設置。瀬底島を巡るなどのモデルコースを提案する。當山会長は「本部町の隅々まで楽しんでほしい」と利用を呼びかけた。
町内には那覇空港発を含めた乗り合いバスが走るほか、町独自の観光周遊バスも運行しており、これらに連結する新たな手段として企画した。利用者がスマートフォンでQRコードを読み込むと瀬底島コースの地図と位置情報が表示される。
町観光協会は、カルストコースや市場コースなど、サイクリング専門家の助言を得た「おすすめコース」を順次制作する予定だ。
電動アシストは約20~40キロメートル利用可能で、バッテリーの交換もできる。利用は平日のみで料金は60分千円、終日3千円など。チャイルドシートも利用可能。
出発式で、平良武康町長らが安全を祈願し、試乗した。
問い合わせは町観光協会、電話0980(47)3641。
(増田健太)