6月の観光客66万3400人 国内客はコロナ前を上回る 19カ月連続の増加 沖縄


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 沖縄県文化観光スポーツ部は25日、6月の入域観光客数が前年同月比47.9%(21万4900人)増の66万3400人だったと発表した。全国旅行支援などの需要喚起や県内各地でのイベント、クルーズ需要などが起因し、対前年同月比で19カ月連続の増加となった。

 国内客は同30.6%(13万7200人)増の58万5700人だった。全国旅行支援やハーリー大会などのイベント、6月中に計4回実施された日本船による那覇港発着クルーズ(フライ&クルーズ)などにより、コロナ禍前の2019年を上回った。

 東京、関西、名古屋方面などからは航空会社が梅雨明け時期の週末需要を見込み、臨時便の運航もあった。

 前年同月はゼロだった外国客は、7万7700人と、入域客全体の構成比の11.7%を占めた。外国客には海路の乗務員など5700人を含んでいる。

 7月は、新型コロナの5類感染症移行後、最初の夏休みシーズンとなるため、国内線では航空会社による増便・臨時便がある。また、花火大会などの大型イベントへの来訪も期待できることから、引き続き好調に推移するとみられる。
(與那覇智早)