琉球新報社 
【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第4日は26日、バスケットボール男子2回戦、ハンドボール女子1回戦が行われた。男子バスケの美来工科は昨年大会3位の藤枝明誠（静岡）と対戦し、59―97で敗れた。ハンドボール女子のコザは39―21で小山西（栃木）に勝利し、2回戦へ駒を進めた。
圧勝 攻め続け守備崩す ハンドボール女子
コザは小山西（栃木）に39―21で圧勝し、2回戦に駒を進めた。立ち上がりから強みであるディフェンスからの速攻が徹底された試合運びで、前半は21―9のダブルスコアで相手を圧倒。最後までつけ入る隙を与えず、出場したメンバーほとんどが得点するなど、理想的な展開で好発進を切った。
前半はポストの主将・宮城愛澄とCBの瑞慶山妃桜里を軸とした安定したパス回しで相手マークをずらし、ゴールを量産した。
宮里健監督は「攻めを止めず、相手の高いディフェンスを崩せた。相手は退場も多かった」と振り返る。県総体後から、全国の高いディフェンスを想定して練習試合を重ねてきた成果が実った。
後半戦直後はパスミスなども見られ、相手と交互に点を取り合う展開に。しかし右サイド・山城星楽の3点連続得点で流れを取り戻した。エースの平良月と、女子ユースアジア選手権（インド）を制したばかりの日本代表の1人・瑞慶山ゆりがチーム最多となる7得点ずつを奪ってチームをけん引。平良は前半は3得点と本調子ではなかったが、「後半は1対1を強くするため高い位置から走り込んだ」とカットインを連発し、うまく軌道修正を図った。
目標は昨年の先輩たちが成し遂げた8強以上だ。
主将の宮城は「自分たちのプレーができれば必ず勝つ自信はある」と前を見据えた。
（石井恵理菜）
（函館アリーナほか）
▽女子1回戦
コザ
39―21（21―9,18―12）
小山西（栃木）
