バスケ男子、美来工科は2回戦敗退 昨年3位の強豪に第3Q猛追 全国高校総体


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2回戦 美来工科―藤枝明誠(静岡) 第3Q 208センチの相手選手に臆することなくマッチアップし、得点を決める美来工科の玉城宏逢=26日、札幌市の北海きたえーる(大城三太撮影)

 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第4日は26日、バスケットボール男子2回戦、ハンドボール女子1回戦が行われた。男子バスケの美来工科は昨年大会3位の藤枝明誠(静岡)と対戦し、59―97で敗れた。ハンドボール女子のコザは39―21で小山西(栃木)に勝利し、2回戦へ駒を進めた。

第3Qで猛追 底力見せる 美来工科

 昨年大会3位の藤枝明誠(静岡)に大差で土をつけられた美来工科だが、第3Q(クオーター)で猛追する底力を見せた。この10分間は22―21と勝ち越し、山城颯(はやて)主将は「エンジンがかかってシュートがよく入った」と流れが傾いたのを感じ取っていた。

 大きな武器となったのは3点シュートだ。玉城宏逢(こうあ)と伊佐眞翔(まなと)がそれぞれ2本ずつを沈めるなど躍動した。合計6本、終盤には4連続成功で劣勢ながらも諦めることなく、牙をむいた。

 試合を通して序盤から立ちはだかったのが208センチのロードプリンスだった。守備で壁となり、攻めではゴール下で待ち構えて高さを生かし、得点源となった。この選手の封じ込めにかかった第3Q。伊佐は「コーナーの選手を捨てて、2人がかりの徹底マークで抑えることができた」とうなずく。玉城は臆することなくマッチアップし、得点も決めた。しかし、第4Qで再び得点を量産され、突き放された。

 美来工科は選手層が厚く、どの選手も3点弾が狙える。玉城は「スリーポイントはチームの武器。もっと決まれば面白い展開になっていた」と次のウインターカップに向けて再出発を誓った。
 (大城三太)


(北海きたえーるほか)
▽男子2回戦
藤枝明誠 (静岡)
97―59(32―10,18―15,21―22,26―12)
美来工科