沖縄防衛局、市民に暴言の職員を減給処分 職員は依願退職 伊藤局長「あってはならない発言」 


この記事を書いた人 琉球新報社
沖縄防衛局の職員による不適切な発言があった本部港塩川地区=6月7日撮影

沖縄防衛局は28日、6月に本部港塩川地区で警告業務に従事していた同局職員が、辺野古新基地建設に抗議する市民に対し「気違い」などと不適切な発言をしたことに関し、職員を減給処分にしたと発表した。7月分の給与から15分の1を減らす。当該職員は不適切発言を認めて深く反省しているといい、同日付で依願退職した。

伊藤晋哉沖縄防衛局長は「当該職員が不適切な発言を行ったことは大変遺憾であり、そのような発言はあってはならない」として、職員の服務指導を徹底し再発防止に取り組むとコメントを発表した。

防衛局によると、処分を受けたのは60代の男性非常勤職員。

市民らによると職員は6月6日午後、抗議者に対し「気違い」と複数回発言したという。