8月6日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)。県代表の沖縄尚学は夏としては2年ぶり10度目となる夢の舞台に立つ。登録選手20人を紹介する。
宮平良磨(みやひらりょうま)遊撃手
堅守を続ける遊撃手。県大会準決勝で失策した悔しさをばねに、決勝では無失策を通した。「どんな打球が来てもアウトにするのがショートの役割だ」と自負する。当たりの強い打球が多い守備位置だが「プレッシャーは感じていない」。甲子園では「守備で貢献して、一戦一戦をしっかり勝ち切りたい」と準備を整える。168センチ、右投げ右打ち。大阪府出身で門真はすはな中出。
玉那覇世生(たまなはせお)左翼手
中軸の3番としてチームの打撃力を支える。県大会では打率3割8分9厘を記録するなど、安定して安打を重ねた。県大会決勝では初回、三ゴロで貴重な先制点を呼び込む勝負強さも発揮した。春の選抜は2回戦で先制2点適時打を放ち、殊勲を立てた。甲子園では「チャンスの場面で打って走者を返す」と気持ちを高める。171センチ、左投げ左打ち。与那原中時代は安仁屋ヤングスピリッツ所属。
知花慎之助(ちばなしんのすけ)中堅手
不動のリードオフマン。県大会準々決勝では打者一巡となる9得点の猛攻のうち、最多の3点を奪う適時二塁打でコールド勝ちを呼び込んだ。ただ準決勝、決勝は無安打に終わり、「自分のバッティングができなかった。点に絡んでいない」と悔やむ。甲子園では「自分の仕事を果たす」と活躍を誓い、日々バットを振り続けて復調を目指す。172センチ、右投げ右打ち。宜野湾中出。