挑む甲子園 沖尚ナイン登録メンバーを紹介(4) 糸数、儀部、伊波


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 8月6日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)。県代表の沖縄尚学は夏としては2年ぶり10度目となる夢の舞台に立つ。登録選手20人を紹介する。


(9)糸数幸輝(いとかずこうき)右翼手

 県大会は5試合全てで2番、右翼手として出場。準決勝まで全て犠打を決め、しっかりと期待に応えた。三振は一つもなく、バットに当てる技術と選球眼が光る。決勝では貴重な先制点につながる三塁打や、背走キャッチする好プレーなども見せ、優勝にも大きく貢献した。守備が持ち味で甲子園でも堅守を誓う。175センチ、右投げ右打ち。読谷中時代は読谷ボーイズでプレー。

(10)儀部皓太朗(ぎぶこうたろう)投手

 県大会では体調を崩し、一度も登板できなかった。それでもくじけず練習を続けて投球に磨きをかけ、直球の球威が増すなど力を伸ばした。春の選抜3回戦でマウンドに立ち、東海大菅生(東京)を1点に抑えた経験が自信になっている。県大会で投げられなかった悔しさをばねに「甲子園では投げて、この思いを晴らしたい」と闘志を燃やす。180センチ、右投げ右打ち。屋部中出。

 

(11)伊波慶治朗(いはけいじろう)投手

 スライダーやフォークを織り交ぜる変化球主体の投球で試合をつくり、県大会で存在感を高めた。2試合に登板し「テンポ良く投げられた」と手応えを感じている。相手打線が慣れてくる3巡目をどう打ち取るかを課題に挙げる。野球ノートには「もっとできる」などと書いて、自分を鼓舞する。野手を信じ、打たせて取る投球を心掛ける。176センチ、右投げ右打ち。石川中出。