挑む甲子園 沖尚ナイン登録メンバーを紹介(5) 永吉、石川、奥谷


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 8月6日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)。県代表の沖縄尚学は夏としては2年ぶり10度目となる夢の舞台に立つ。登録選手20人を紹介する。


永吉盛空(ながよしせいあ)二塁手

 守備と走塁が得意。小学校では投手と遊撃手を経験したが、中学からは二塁手も任されるようになった。出塁すれば盗塁を積極的に狙っていく。春の選抜1回戦に出場し、2犠打で好機を広げる活躍を見せた。「雰囲気が良く、楽しかった」と振り返る。夏の甲子園では「いつでも出る準備ができている」と余念がない。166センチ、右投げ右打ち。東風平中時代は安仁屋ヤングスピリッツ所属。

石川純平(いしかわじゅんぺい)一塁手

 秋は三塁、春は遊撃、現在は一塁、外野とどこでも守れるオールラウンダー。県大会準々決勝と決勝では守備固めで一塁手として出場し、優勝の瞬間もグラウンド上で味わった。一方で「レギュラーを取り切れないところが自分の弱さ」と満足していない。甲子園では「1打席でも多く立ってバットで貢献したい」と向上心を見せる。176センチ、右投げ右打ち。南風原中時代は南風原ボーイズ所属。

奥谷壮太(おくたにそうた)三塁手

 三塁手として起用されることが多い。持ち味は力強いスイングで、初球から思い切り振っていくことを心掛けている。夏の県大会は出場機会がなかった。春の選抜では、無死満塁の場面で空振り三振したことを悔しがる。福井県出身。比嘉公也監督の下で野球がしたいとの強い思いから、沖縄尚学進学を決めた。小中学校では捕手も経験した。172センチ、右投げ右打ち。福井工大付属福井中出。