挑む甲子園 沖尚ナイン登録メンバーを紹介(6) 大城、上原、照屋


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 8月6日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)。県代表の沖縄尚学は夏としては2年ぶり10度目となる夢の舞台に立つ。登録選手20人を紹介する。


(15)大城龍紀遊撃手

大城龍紀(おおしろりゅうき)遊撃手

 内外野いずれも守れる。春の選抜では右翼を守り、夏の県大会は準々決勝まで遊撃手として出場した。2回戦で適時打を放ち打点を挙げたが、大会を通して安打はこの1本のみだった。「ふがいなかった」と反省する。試合では積極的な走塁も心掛ける。「野球は九回2死まで何があるか分からないから面白い」と語る。176センチ、右投げ右打ち。豊見城中時代は沖縄ダイヤモンドBCでプレー。

(16)上原秀介投手

上原秀介(うえはらしゅうすけ)投手

 エース東恩納蒼のような球速はないが、緩急を付けて内外に投げ分ける制球力が武器。5人いる投手のうち唯一の左投げ。県大会で登板の機会は得られなかったが「いつでもいける体制は整えていた」と万全を期す。2番手以降が課題とされていた沖尚投手陣の1人として、層に厚みを加えることを目指す。165センチ、左投げ左打ち。嘉数小時代は我如古ファイターズでプレーした。嘉数中出。

(17)照屋希空投手

照屋希空(てるやのあ)投手

 打たせて取るよりも、最速140キロの直球やフォークで空振りを取る投球を武器とする。小学生の頃は一塁手を務めた。投手は中学校から。春の選抜前に肘を痛めたため、県大会では登板機会がなかった。現在はだんだんと回復している。救援としてワンポイントで投げることが多い。夏の甲子園では、出場すれば「全力で投げたい」と力を込める。172センチ、右投げ左打ち。西崎中出。