台風6号、沖縄本島や周辺離島が一日以上暴風域に これまでに1人死亡、34人が負傷(2日午後3時現在)


この記事を書いた人 アバター画像 與那嶺 松一郎
台風6号の強風によって倒れたとみられるバス停=2日午後4時過ぎ、名護市幸喜

 大型で非常に強い台風6号が接近し、沖縄本島や周辺離島は丸一日以上暴風域に入っている。琉球新報が県内各消防に確認したところ、2日午後3時までに強風などの影響で少なくとも1人が死亡、34人が負傷した。八重瀬町で1日に、70代男性が強風にあおられたドアに手を挟まれ、指を切断する事故があったことも判明した。

 台風は久米島の西南西にあり、西北西に進んでいる。与那国町は午後1時に対策本部会議を立ち上げ、その後、久部良多目的集会施設と町保健センターの2カ所に避難所を開設した。午後3時時点で与那国を含む県内39市町村が避難所を開設しており、少なくとも計919人が避難している。

 市町村別の避難者数は那覇市が避難所6カ所に計169人、与那原町が1カ所に114人、沖縄市が3カ所に87人などとなっている。