本島のスーパー各社が営業再開、買い物客で混雑 停電で休業続く店舗も


この記事を書いた人 琉球新報社
台風接近による臨時休業が明けたスーパーは、レジ前の買い物客が列を作るなど混雑した=3日、午後4時頃、那覇市のサンエー那覇メインプレイス

 台風の影響で2日まで臨時休業していた沖縄本島のスーパーマーケットなどは3日午前から営業を再開した。停電などの影響で再開が遅れている店舗もあり、コンビニを含め、電力復旧後に開店するところもあった。暴風警報が発表された宮古地区や八重山地区の店舗は一部が臨時休業した。4日は各社とも営業する予定だが、台風の進路によって変更になる可能性があるとしている。

 3日は食料品や生活必需品を求める客が各店舗に押し寄せた。豊見城の自宅から那覇市のサンエー那覇メインプレイスを訪れた40代の女性は「風が弱まったタイミングを見て買い物にきた。週末にはまた台風が戻ってくると聞き、急いで食料を買い足した」と話した。

 サンエーは3日、停電の影響で一部店舗が開店を見合わせ、順次再開した。宮古地区の店舗は終日休業。石垣地区の店舗は午後2時ごろに開店した。

 イオン琉球の約10店舗が停電などにより、営業を見合わせた。宮古地区のマックスバリュは臨時休業した。

 リウボウストアは豊崎食品館の停電が復旧せず営業を見合わせた。大平りうぼうは、台風の影響でネットワークの不具合が発生し、買い物時の支払い方法は現金のみとなった。

 スーパー丸大は停電などで準備が整わなかった3店舗を除き通常通りの時間に開店した。

 そのほか大手コンビニ3社でも停電の影響で一部店舗が臨時休業となり、復旧に合わせて順次営業再開した。
 (普天間伊織)