第105回全国高校野球選手権大会(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで開催され、沖縄尚学の初戦の相手がいなべ総合(三重)に決まった。台風6号による航空便欠航の影響を受けた沖尚は、10~12日実施予定の大会第5~第7日に限定して最初にくじを引き、第6日(11日)第1試合の2回戦となった。沖尚の夏の甲子園出場は2年ぶり10度目。エース東恩納蒼や主砲仲田侑仁を中心に総合力の高いチームに仕上がっており、夏の初優勝を目指す。
6日の開幕試合は土浦日大(茨城)―上田西(長野)に決まった。
昨夏に東北勢として春夏通じて初めて甲子園大会を制覇した仙台育英(宮城)は、第1日第3試合の1回戦で浦和学院(埼玉)と当たる。
2019年大会優勝の履正社(大阪)は第2日第2試合の1回戦で鳥取商と顔を合わせる。開会式の選手宣誓も抽選を実施し、高知中央の西岡悠慎主将に決まった。
守り固め勝ちたい
沖縄尚学・比嘉公也監督の話 対戦相手のいなべ総合がどういうチームなのかはまだ分からない。守りをしっかり固めて勝ちたい。選手の仕上がり具合が心配ではあるが、試合までの期間でこれから何とか仕上げていく。選手たちも頑張ってくれると思う。
隙のない野球する
沖縄尚学・佐野春斗主将の話 東恩納蒼を中心に、守りからリズムをつくって攻撃につなげる。相手ピッチャーがどんな選手でも、全員で初球からバットを振っていきたい。試合では、これまで練習でやってきたことを出すだけだ。全力で隙のない野球をし、一戦必勝で優勝を目指す。