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「逆転のいなべ」沖縄尚学の初戦相手はどんなチーム? 夏の甲子園


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対戦が決まったいなべ総合の堂上陸翔主将(左)と沖縄尚学の佐野春斗主将=3日午後、大阪市北区(代表撮影)

 沖尚と初戦を戦ういなべ総合(三重)は「逆転のいなべ」とも評され、県春季大会は全4試合、今夏の選手権三重大会でも3試合で逆転勝ちを収めた。チーム全体の能力が高く、特定の選手の長打力よりも全員で粘り強くつなぐ野球が持ち味だ。

 主砲の石垣諒馬は広角に打ち分けることができ、県大会初戦では逆転2点本塁打を放つなど好機に強い。投げては髙田陽聖と水野陸翔の二枚看板が継投で試合をつくる。2人は体格が似ており、共に140キロ台の直球に、スライダーやカーブ、チェンジアップと多彩な変化球を織り交ぜながら投球を組み立てる。

 堂上陸翔主将は沖尚について「自分たちの野球がどこまで通用するか試してみたい。やるべきことをやって勝つ」と力を込めた。尾﨑英也監督は「厳しい試合になる。いかに相手の隙を付いていけるかに勝負がかかっている」と語った。