紙の新聞とデジタル 双方の良さを生かした教育とは 愛媛でNIE全国大会が開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ICTとNIEについて話し合われた第28回NIE全国大会松山大会=3日、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館

 【愛媛で金城実倫】第28回NIE全国大会松山大会」(日本新聞協会主催、愛媛県NIE推進協議会・愛媛新聞社主管)が3日、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で開幕した。全国から教員や新聞関係者ら約1200人(主催者発表)が参加し、ICT教育でのNIE実践方法などを議論した。(16日付で詳報)

 初日の全体会で教員や児童らによるパネル討論があり、「ICTでひらくNIE新時代」をテーマに、紙の新聞とデジタル双方の活用が話し合われた。登壇者からは「子どもたちに紙、デジタル双方のそれぞれの良さを学んでもらい、選択させることが今後重要になる」との声が上がった。

 このほか、俳人の夏井いつきさんによる記念講演「いのちを守る ことばを育てる」もあった。

 参加した辺土名高の宮城通就(みちなり)教諭は「松山市は言葉を大事にする町なので、俳句や言葉に関する授業の取り組みを見てみたい」と語った。