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全国小学生ハンド女子 リトルサンズ準優勝 強度の高い守備で相手のミス誘い、速攻も


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ハンドボールの第36回全国小学生大会で準優勝したリトルSun’sクラブ

 ハンドボールの第36回全国小学生大会は6日、京都府の田辺中央体育館で決勝まで行われ、女子県代表のリトルSun’sクラブが準優勝を果たした。準決勝は美園Jr.クラブ(埼玉)を22―14で破り決勝進出を決めた。決勝では富岡ラビッツ(群馬)に12―15で惜敗した。

 女子のリトルSun’sクラブが、メンバーの攻撃力の高さと高い守備力を見せつけた。準決勝では攻守で優位に立ち、白星をたぐり寄せた。決勝では惜しくも敗れたが、全国の舞台で準優勝と結果を残した。

 準決勝では我那覇茉子が起点となって試合を動かした。セットプレーからの素早いパス回しで相手の守備を切り崩すと、得点力のある左45度の城間歩果と左サイドの福原莉和子の2人を中心にゴールを奪った。

 後半は「絶対勝つ」と気合を入れ直し、強度の高い守備からパスミスを誘いボールの支配率を上げた。攻守の迅速な切り替えから冨永奈緒が速攻で決めるなど、左右のいずれからも得点を重ねた。後半に12得点を挙げる一方で、わずか5失点でしのいだことも勝利を引き寄せた。決勝は3点差の接戦を演じるが、頂点にはあと一歩及ばなかった。主将の我那覇は「4年前の先輩が3位で、それを超すことができてうれしい。全国制覇したかったけど、2位もすごいとみんなで喜んだ」とうれしそうに話した。
 (砂川博範)


【女子】
▽準決勝
リトルSun's 22―14 美園Jr.ク(埼玉)

▽決勝
富岡ラビッツ(群馬)
 15―12(6―7,9―5)
リトルSun's