【台風6号】負傷115人、暴風解除も大雨警戒 停電470世帯、きょうの復旧目指す(8日午前0時)


この記事を書いた人 琉球新報社
7日午後10時現在の台風6号の位置と進路予想(気象庁ホームページから)

 台風6号は7日午後7時現在、奄美大島の東の海上にあり、沖縄地方から遠ざかっている。大東島地方に発表されていた暴風警報は、7日午前10時8分に解除となった。琉球新報の調べによると、同日午後5時現在で負傷者は累計で115人となった。

 本島北部に7日午後10時半すぎ、大雨警報(土砂災害)が発表された。警報級の大雨が8日まで続く見込み。

 沖縄電力によると同日午後9時現在、470世帯が停電しており、8日午前までに復旧を目指す。本島と周辺離島を結ぶ船の便は7日も大半が欠航となり、離島の物資不足の影響はさらに長期化しそうだ。

 琉球新報の調べでは、7日午後5時現在で床上浸水が4件、床下浸水が17件。床上は全てうるま市で発生し、床下も10件確認された。床下浸水は本部町で5件、恩納村でも2件が確認された。引き続き土砂災害の恐れがあることなどから、沖縄市、浦添市などで計31人が避難を続けている。

 沖縄気象台によると、風の強い状態は大東島地方が8日、本島地方は9日にかけて続く見込み。本島中南部でも8日まで警報級の大雨が降る恐れがある。

 沖電によると送電の復旧を終えても、家庭への引き込み線の断線によって停電が続く可能性がある。沖電はコールセンターがつながりにくい場合はチャット受け付などの利用を勧めている。
 (小波津智也まとめ)