宮里琉星、男子シングルス準優勝 決勝で同校対決、憧れの先輩に挑み力負け 「自分ももっと攻めるプレーを」


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 豊見城市出身の宮里琉星(長嶺中―宮崎・佐土原高2年)がシングルス準優勝に輝いた。同校対決となった決勝は2―6、0―6で大岐優斗(同3年)に及ばなかった。自信のあるサーブから前進して攻めるのが持ち味。「ラリーで渡り合えたし、サーブも通用した」。一方で「フォアの威力がすごくて、こちらも同じフォアで攻めたがミスが増えてしまった」と力負けした。

 中学3年の頃、宮崎のシーガイアアカデミーで体験練習したことをきっかけに佐土原高に進学。当時から名をとどろかせていた大岐が在籍していることや指導体制が充実していることから選んだ。昨年8月には全日本ジュニアU16大会で喜久川楓(沖縄尚学2年)と組んで沖縄県予選から勝ち抜き、ダブルスで全国初制覇を成し遂げた。表彰式の後、県勢同士で健闘をたたえ合った。真っ黒に日焼けした顔から白い歯をのぞかせ、笑顔が映えた。憧れの先輩で実力者でもある大岐と決勝で激突したことを糧に、「自分ももっと攻めるプレーを取り入れていきたい」と思いを継ぐバトンをしっかり受け取った。 (大城三太)


 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第16日は7日、各地で競技が行われた。なぎなたの団体試合は首里が決勝まで勝ち上がり、決勝で清教学園(大阪)を1―0で下して優勝した。首里は昨年に続く2連覇を達成した。団体の優勝は5回目。テニス女子ダブルス決勝は水口由貴・新城英万(沖縄尚学)が6―4、6―2で井上・上野(広島・山陽女学園)を破って優勝した。優勝は2017年の我那覇真子・前田優歩(沖縄尚学)以来6年ぶり。男子シングルス決勝は、豊見城市出身の宮里琉星(長嶺中―宮崎・佐土原高2年)が2―6、0―6で大岐(3年)との同校対決に敗れたが、堂々の準優勝をつかんだ。自転車のチームスプリント予選の北中城は22位だった。