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柔道男子団体、沖尚は初戦敗退 目標に一歩及ばず 全国高校総体


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団体2回戦 沖縄尚学―京都先端大附 背負い投げを決める沖尚の先鋒・玉城大和=8日、札幌市の北海きたえーる(大城直也撮影)

 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第17日は8日、各地で競技が行われた。柔道の男子団体は2回戦から登場した沖縄尚学は京都先端科学大付に2―2と勝数で並んだが、相手の内容勝ちで敗れた。バレーボールの男子団体に出場した西原は予選で星城(愛知)に1―2で敗れたが、敗者復活戦で不来方(岩手)に勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。自転車の男子3キロインディヴィデュアル・パーシュート予選で畑祐太郎(首里東)は3位となり、3位決定戦に回った。

先鋒玉城、電光石火の勝利 8強入り、一歩及ばず

 柔道男子団体の沖縄尚学は2回戦を2勝2敗1分けと勝敗で並んだが、一本勝ちの数で相手を下回り敗退した。目標としていた8強入りにあと一歩及ばなかった。

 先鋒(せんぽう)の玉城大和(2年)が開始わずか17秒に一本背負いで一本勝ちを収めた。前試合の影響で開始が20分遅れになったこともあり、「たかぶった気持ちが少し冷めてしまった部分はあったかもしれない」と言うが、「得意の形からきれいに決まった」と相手の隙を逃さなかった。

 電光石火の勝利で次鋒の白垣優臣(3年)にバトンを託したが、白垣は大外刈りで一本負けを喫し、後に続けず。主将で中堅の知念輝音(同)は得意の小外刈りで攻めたが、勝利には至らず。知念は「中途半端な試合をしてしまった。みんなに申し訳ない」と肩を落とした。

 副将の伊東大晟(3年)は小外刈りで一本を取られ、後のない状態で大将戦へ。挽回を期して甲木天(2年)が積極的に攻めたが、逃げ切り狙いで組み合いを避ける相手をとらえきれない。優勢勝ちは収めたものの一本は決めきれず。「思い通りの柔道ができなかった」と唇をかんだ。
 (安里洋輔)