戦争の惨禍繰り返さない 長崎原爆の日に合わせ鐘打式 世界平和の鐘の会県支部


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恒久平和を願い平和の鐘を打ち鳴らす参列者=9日、石垣市の新栄公園内

 【石垣】米軍が長崎に原爆を投下して78年となった9日、石垣市の新栄公園内にある世界平和の鐘鐘楼で、「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念鐘打式」(世界平和の鐘の会沖縄県支部主催)が開かれた。6日の広島「原爆の日」に続き支部の関係者らが戦没者への冥福を祈り、恒久平和を願って鐘を打ち鳴らした。

 参列者は原爆がさく裂した午前11時2分に合わせて黙とうをささげた。 支部長の大松宏昭さんは「78年前、世界で2発目の原子爆弾が長崎市上空500メートルで爆発し、一瞬にして7万4千人もの命が失われた。戦争が生み出すものは絶望、苦しみ、悲しみと負の連鎖以外の何物でもない。世界恒久平和実現のため、今後も平和の大切さを継承していく」とあいさつした。

 参列者一人一人が鐘を打ち、戦争の惨禍を繰り返さないと誓った。支部は15日の終戦の日にも鐘を鳴らす。
 (照屋大哲)